生垣や竹垣などおしゃれで和風モダンな雰囲気をつくる目隠しフェンスとは

1,和風のお庭にぴったり。伝統的な竹垣で目隠し

和風のお庭に設置する目隠しで昔から使われているものに竹垣があります。日本庭園やお寺などでも使われ、庭園の伝統として受け継がれてきました。もちろん一般の住宅にもたくさん使われています。天然素材のものと人工木素材のものがありそれぞれに利点があるので、どちらが自分に合っているのかを検討しましょう。

 

1-1,天然素材の竹垣

天然素材の竹は設置した時には青く、年月が経つごとに茶色に代わる風合いを楽しむことができます。また、職人によって作られる手仕事の味わいがあり、長い距離の目隠しでも閉塞感を感じさせません。仕上がりの良しあしは職人の技術にかかってくるので、慎重に職人を選びましょう。また天然素材ゆえにだんだんと朽ちてきて、ゆらいでしまうこともあります。倒れたりしないように点検をし、大体10年~15年をめどにメンテナンスをしましょう。設置コストは人工素材よりリーズナブルにすみますが、後々のメンテナンスに費用がかかることがあります。

1-2,人工素材の竹垣

竹の風合いに仕上げた人工木を使った竹垣風のフェンスは、品質が均一でバラツキがなく長く使用することができます。人工といっても色味なども竹本物に近く、劣化しにくいので公共施設などにもよく使われています。風合いに関しては天然素材のような味わいには欠けますが、劣化することはありません。天然素材よりは初期コストはかかりますが、メンテナンスが楽にすみます。

2,和の雰囲気がある樹木の生垣で目隠し/オススメの樹木6選

樹木には特性や樹形、花などから和風に合うものと洋風に合うものに分けることができます。ここでは日本の住宅の生垣に昔から使われてきた樹木や、現代風の和モダンに合う樹木6選を紹介します。

・トキワマンサク

トキワマンサクの品種は白花で爽やかな印象の「シロバナトキワマンサク」と、銅葉で濃桃色の花が咲く「アカバナトキワマンサク」があり、最近では斑入りの葉をもつ品種も人気です。細い枝につく卵型の小さな葉、春先に咲くリボンのような花が特徴です。株全体に花が咲くので遠くから見ても華やかな姿になります。葉の色味がきれいなので、春だけでなく1年を通して楽しむことができ、丈夫で刈り込みなどの強い剪定にも耐え、病害虫の被害も比較的少ない木です。

 

・ツゲ

ツゲは昔から日本の生垣によく使われている樹木です。小さな丸みのある葉が密集し、視線を通しません。成長がゆっくりで刈込に強く、形が作りやすいのが特徴。お手入れが比較的楽にすみます。イングリッシュガーデンにも使われることがあり、和モダンな雰囲気の生垣になります。

・ウバメガシ

ウバメガシは葉が固く密生しているので、生垣によく使われてきました。透過性があまりないので、目隠しにはぴったりです。成長は遅く、強い刈込にも耐えるので樹形を綺麗に整えやすいのも特長です。4月頃垂れ下がるような白い花が咲きます。完全な和の雰囲気ではなく、洋風のお庭にもマッチします。乾燥や大気汚染にも強いので、交通量が多い場所でも育ちます。

 

・カラタチ

カラタチは柑橘類の落葉樹。目隠しには落葉樹は向いていませんが、葉が落ちると枝全体に大きなトゲがあり、枝が混み合っているため程よい目隠しとなります。大きなトゲは侵入者防止の役割も果たし、かつての日本ではよく使われていた生垣の樹種です。

 

・マサキ

マサキは葉が楕円の卵形で少し厚みがありツヤツヤしていることろが特徴です。葉に黄色の斑入りがあるキンマサキ、白い縁取りのギンマサキ、新芽が黄金色の黄金マサキといった品種があります。この葉の色を選ぶことで完全な和の雰囲気ではなく、和モダン風や明るい雰囲気の外構にしたい場合に適している樹木です。初夏に咲く薄緑色の花はあまり目立ちませんが、秋の終わりにつける赤い実は冬の寂しいお庭を華やかにしてくれます。

・サザンカ

サザンカは白い花を冬に咲かせ、冬の寂しいお庭を華やかにしてくれます。お茶室に飾る茶花になどにも使われるお花は、白の他にピンク、八重咲きなどの品種があります。ツバキに似ていますが、サザンカはツバキよりも大きくなりにくく、生垣に向いています。刈り込みにも強く丈夫な樹木ですが、チャドクガをはじめとした病害虫がつきやすいのが欠点です。

3,和風モダンのお庭に合う、人工木フェンスなどの目隠し

竹垣や生垣などの自然素材や植物を使った目隠し方法だけでなく、現代的で和モダンのお庭の目隠しには、人工木のフェンスや枕木の列柱なども似合います。色味はできればシックなモノトーンや濃いブラウンなどがオススメです。縦のラインのものを選ぶとモダンな雰囲気を創り出し、和のお庭にマッチします。

3-1,人工木のフェンス

上の写真は、人工木のフェンスを目隠しとして縦方向に設えた坪庭の事例です。手前の置き石や灯篭と同系色の色合いで、全体的に統一感をもたせています。板の隙間を少し開けることで、圧迫感を感じさせません。

3-2,スリットフェンス

スリットフェンスとは、角柱を1本1本並べたものです。隙間があるため風通しもよく閉塞感がありません。正面から見ると多少目線は通りますが、サイドから見るとほとんど中の様子が分からないのが特徴です。夜のライトアップなどでは陰影ができておしゃれな和モダンの雰囲気を創り出します。

3-3,枕木列柱

上の写真は枕木の列柱で目隠しをして、奥にある和風の庭と手前にある洋風の庭を仕切った施工例です。ブラックの列柱が和の黒塀をイメージさせ、モダンな雰囲気で空間を分けています。

4,まとめ

和風のお庭に合うのは竹垣や生垣だけでなく、人工木のフェンスなどさまざまな素材を工夫して使うことで雰囲気を作りだすことができます。ミドラスではお住まいの雰囲気や周辺環境に合わせてぴったりの植栽・外構や目隠しフェンスを紹介いたします。お気軽にご相談ください。

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