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パーゴラとは?パーゴラのメリット・デメリットを知ってオシャレなお庭に

2021.12.27 / 2022.07.19 UPDATE by MIDOLAS CLIP編集部

ウッドデッキの上やお庭にパーゴラを設置してみたいと思ったことはありませんか?つる性の植物を這わせてグリーンの屋根を作ったり、布などをプラスして日除けとしても活用できます。ここでは、お庭をおしゃれな雰囲気にするパーゴラの使い方やメリットデメリットなどをご紹介します。

パーゴラとは

パーゴラ

パーゴラとは、もともとイタリア語でブドウ棚のこと。屋根部分が格子でできていて、そこに植物を絡めていました。現在、お庭で使われるパーゴラとは、柱と桁で作られたガーデンアイテムのことをいいます。ガーデンフレームやガゼボなどと呼ぶこともあります。もともと素材は木材で作られていましたが、最近ではアルミや樹脂製のものなど、メンテナンスが楽になる素材のパーゴラが主流です。基本的に屋根がないので雨や日差しを防ぐことはできませんが、植物を絡めたりシェードを付けることで屋根の変わりになり、雨や日差しを避けることができます。その下にテーブルや椅子をおいてランチをしたり、洗濯物を干したりと様々な使い方ができる場所にもなります。

パーゴラを設置する理由・目的

お庭にパーゴラを設置する理由や目的はさまざまですが、お庭空間を快適にしたいというのが一番の理由ではないでしょうか。パーゴラは大きな買い物です。サイズも大きいので付けてから失敗した!とならないように、どんな理由でパーゴラを付けたいのかを考えてみましょう!

日差しや雨、目線を遮りたい

パーゴラ

パーゴラは基本的にフレームだけで作られているので、日差しや雨をそれ単体では遮ることはできません。そこで、つる性の植物を絡めたり布を張ることで屋根を作り、日差しや雨を遮るようにします。布製の屋根を張る場合、開閉ができるタイプのものを選ぶと、状況に応じて日差しをコントロールすることができ便利です。目線を遮りたい場合は、屋根部分だけでなく、サイドに目隠しとなるフェンスを設置すると近隣や道路からの目隠しとなり、プライバシーを守ることができます。

植物を絡めたい

日本では昔から藤棚などがあり、植物を愛でるために専用の棚が作られてきました。パーゴラもイタリアではブドウ棚として使われていたので、植物との相性は抜群です。藤やバラ、ぶどうなど花や果実が垂れさがる形状の植物を絡めれば、美しい緑の屋根を作ることができます。

お庭をおしゃれな雰囲気にしたい

パーゴラはお庭の中でも存在感があり目を引くアイテムです。お庭をおしゃれな雰囲気にするためにまずはお住まいのテイストに合わせて、色や素材を決めましょう。外観全体の統一感を出すことが大切です。ウッドデッキ上にパーゴラを付けると、リゾートホテルのような雰囲気にすることもできます。シンプルにしたい場合はフレームだけのパーゴラを。ナチュラルな雰囲気にしたい場合は、木素材のパーゴラに植物を絡めるなど。パーゴラを設置することで外観をぐっと引きしめることができ、まとまり感も生まれます。

パーゴラを設置するメリット・デメリット

パーゴラのメリット

アウトドアリビングのような落ち着いた空間ができる

お庭にパーゴラを作り、そこに屋根をつけておけばアウトドアリビングが生まれます。そこは室内と違って、様々な楽しみ方ができる場所になります。ウッドデッキや目隠しフェンスなどと合わせて、プライバシーを守りながら開放的な気持ちになることができます。家にいることが増え遠出があまりできない今、ちょっとしたリゾート気分になれる、お庭での楽しみを求める人にぴったりです。

植物を絡めてグリーンルーフに

日本古来からある藤棚はパーゴラの元祖ともいえるガーデンアイテム。つる性の植物の特性を活かして、格子状の屋根部分に植物を這わせて屋根を作ります。ただし、植物が成長するのに時間がかかるので2~3年は我慢。植物の成長を楽しみながらグリーンルーフが作られていくのを楽しみましょう。この緑の屋根は葉の蒸散効果があり、周囲の温度を下げるので、室内の温度も下げるなどのメリットもあり、快適な空間を作り出すことができます。

お庭のポイントとなり空間にまとまりが生まれる

お庭にパーゴラがあると、その存在感からお庭がぐっと引き締まってまとまった雰囲気を作ることができます。また、パーゴラの素材を外観に合わせることでモダンやナチュラルなどテイストを印象づけ整ったお庭にすることができます。

パーゴラのデメリット

それ単体で雨除け、日除けにはならない

パーゴラの天井部分は基本的に格子状になっているので、屋根部分がないことが多く雨や日除けには向いていません。ただ、完全に日差しを遮るのではなく、圧迫感を感じさせずにほどよく目線や陽射しを遮ることができるのも利点です。屋根部分に布製のシェードやつる性の植物を這わせることで、その機能を補うことももちろん可能です。

木製の場合、メンテナンスが必要

天然木で作られたパーゴラはナチュラルな雰囲気で人気がありますが、自然素材ゆえに劣化する場合があります。白アリなどの被害も考えられるので、倒壊しないように薬剤塗布するとよいでしょう。

屋根を付けたり植物を絡めた場合、掃除や手入れが大変

屋根の上にゴミや落ち葉などがたまってしまうことがあると、それを取り除くのが大変だったり、植物は生き物なので枯れてしまわないように手入れをする必要があります。掃除やメンテナンス、お手入れが苦手な人は屋根がなくフレームや格子状のままのパーゴラをおすすめします。

パーゴラの種類

パーゴラには掃き出し窓に付けるタイプのものや独立型、ウッドデッキと一体型などがあります。お住まいがどのタイプに向いているのか、またどのタイプが好みなのかを確かめて、サイズ感も無理のないものを選びましょう。

独立タイプの一般的なパーゴラ

パーゴラ

木質素材でできている、柱と桁で構成されるパーゴラ。掃き出し窓付近に付けたり、お庭でくつろぎたい場所に設置したり自由度が比較的高いのが特徴。DIYキットなども豊富にあるタイプです。

パーゴラ仕様テラス屋根

パーゴラ
LIXIL「スピーネF型テラスシャイングレー」

パーゴラとテラス屋根を組み合わせたもの。パーゴラ風に組まれた枠組みにポリカーボネートの屋根材が組み合わされており、パーゴラのデザイン性とテラス屋根の実用性を両立します。掃き出し窓に設置して、洗濯物を干したりする場所を作るのに適しています。

フレームタイプのパーゴラ

LIXIL「W3000×L3000 単体 シャイングレー キャンバスクローズ」

フレームのみのシンプルな構造は開放感があり、おしゃれでモダンな雰囲気を創り出します。日よけの効果が欲しい時は、屋根部分にシェードを取り付けることで直射日光を避けることができます。

パーゴラの素材

パーゴラの素材には以下のものがあります。

天然木

天然木でつくられたパーゴラは緑に良く合い、経年変化などが楽しめるお庭にマッチした素材です。ただし自然のものなので、白アリや朽ちてしまうことなどがあり、塗装や薬剤注入などのメンテナンスが必要。作る時も素材が重たいので、DIYする場合には倒れたりしないよう気を付けなければなりません。

樹脂製

天然木の風合いを持ち合わせながら、プラスチック素材を混ぜ合わせて作られている素材を使用します。劣化したり朽ちる心配はありません。風合いを楽しみながらメンテナンスも楽なおすすめな素材です。

アルミ製

サビに強く、メンテナンスの必要がほぼない素材。木目の風合いが感じられるシートが貼られているので、雰囲気も楽しめます。お値段は少々高め。

アイアン製

鉄の風合いはバラなどに良く合い、イングリッシュガーデンなどに使われています。アンティーク風なお庭にぴったりの素材です。細目のフレームでサイズ感は小さ目なので、それ自体では日除け、雨除けにはなりません。サビが出てしまうこともあるので、錆び止めなどのメンテナンスは必須です。

パーゴラをDIYする場合

パーゴラはDIYも可能です。ホームセンターなどで簡易的にできるキットも売っているので、サイズ感などを確かめて自分でチャレンジしてみるのも楽しいですよ。ただ、大きなものになると基礎などしっかりと作らないといけないので、ハードルは上がります。高さもあり、一人では組み立てるのが難しいものもあるので、2人以上で作成したほうが良さそう。強風や地震などで倒れたりしないように強度だけは気を付けて設置しましょう。

まとめ

パーゴラ

パーゴラはお庭のアクセントとなって雰囲気をつくり、ランチタイムにお茶をしたり、読書をしたり、お庭の楽しみや使い方を広げるアイテムです。DIYではなかなか難しい場合は、ミドラスにご相談下さい。豊富なパーゴラ設置の実績から、あなたのお庭にぴったりのパーゴラをプランニングいたします。


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