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沈丁花(ジンチョウゲ)

2019.12.05 / 2022.08.25 UPDATE by MIDOLAS CLIP編集部

沈丁花(ジンチョウゲ)の特徴

甘い香りで春の訪れを伝えてくれる花木

まだ寒い冬の終わり、ふっと甘い香りで春の訪れを教えてくれる沈丁花(ジンチョウゲ)の花。中国原産で、庭木として親しまれています。根を傷めると枯れてしまうので、植え付け場所は慎重に選びましょう。
葉は車輪状に付き、光沢があります。花は、内側が白色で外側が紫色をした小花が集まって咲くのが「ウスイロジンチョウゲ」。内外側ともに白色の花が「シロバナジンチョウゲ」。薄い黄色の斑入りの花「フクリンジンチョウゲ」の3種類があります。
雌雄異株で、日本で流通しているものには雄株が多く、実がならないものがほとんどです。

沈丁花(ジンチョウゲ)の育て方

おすすめの栽培環境

日当たり・置き場所

半日陰の場所を好みますが、日がまったく当たらないと花が咲かないので注意しましょう。また、西日が強すぎるような場所も避けましょう。

育て方カレンダー

時期1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
植え付け
剪定
開花

育て方のポイント

根を傷めるとすぐに枯れてしまうので、根を傷つけることは厳禁です。移植も向きません。
植え付ける時は、冬の時期に根を傷めないように土壌が凍らない場所を選びましょう。
沈丁花はとくに剪定をしなくてもきれいに丸くなる樹木ですが、葉が込み合ってくると病害虫の発生につながるため、適度に葉を落としてあげましょう。

沈丁花(ジンチョウゲ)の基本データ

名称沈丁花(ジンチョウゲ)
学名Daphne odora
別名チョウジグサ(丁子草)、ズイコウ(瑞香)、センリコウ(千里香)
科名ジンチョウゲ科
樹高1m〜1.5m
剪定時期4月(開花後)
開花時期2月下旬〜3月

監修者:佐々木知幸

造園家・樹木医。千葉大学園芸学部卒。
森林生態学を専攻し、フィールドワークの知見を生かした庭づくりを手がける。
自然観察会を年間50回以上開催し、樹木をはじめ自然の楽しさを広める活動を続けている。


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