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ユキヤナギ(雪柳)

2020.07.02 / 2022.08.25 UPDATE by MIDOLAS CLIP編集部

ユキヤナギ(雪柳)の特徴

枝垂れる枝に雪のような小花が咲きこぼれる絢爛豪華な落葉低木

春先、チューリップの赤やスイセンの黄色の背景に、絢爛豪華に咲き乱れるユキヤナギ。春が来たと感じる風景です。ユキヤナギは枝はヤナギのように枝垂れ、雪をかぶっているように見えることからこの名がついたと言われています。

ただし、ヤナギとは関係なくバラ科の樹木です。散った花びらの様子が米に見えることから「小米花(コゴメバナ)」とも呼ばれています。枝垂れた枝にびっしりと咲く花の直径は1センチもありません。花は2~3週間咲き続け、切り花にもできます。最近では白以外にも「フジノピンク」といったピンクの品種もあります。

ユキヤナギ(雪柳)の育て方

おすすめの栽培環境

日当たり・置き場所

やせ地でも育つ強い植物で、日当たりがよく風通しの良い場所を好みます。横に広がって育つので、なるべく広い場所で育てましょう。

育て方カレンダー

時期1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
植え付け
剪定
開花

育て方のポイント

非常に成長が旺盛で、花後に根元近くまで刈り込んでも秋には新梢が芽をだし、1mほどにまで成長してまた春に花を咲かせてくれます。

放任しておくと2m近くまで育ちます。ユキヤナギは刈り込みに耐えるので、生垣にすることもできます。剪定する際は枝先を切るのではなく、根元から切りましょう。そうすることで流れるようなきれいな枝垂れの樹形に仕立てることができます。水やりは根付いてしまえば雨水のみで大丈夫です。

ユキヤナギ(雪柳)の基本データ

名称ユキヤナギ(雪柳)
学名Spiraea thunbergii
別名コゴメバナ、小米花
科名バラ科
樹高1m~1.5m
剪定時期5月
開花時期3月〜4月

監修者:佐々木知幸

造園家・樹木医。千葉大学園芸学部卒。
森林生態学を専攻し、フィールドワークの知見を生かした庭づくりを手がける。
自然観察会を年間50回以上開催し、樹木をはじめ自然の楽しさを広める活動を続けている。


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