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セイヨウイワナンテン

2021.09.01 / 2022.08.25 UPDATE by MIDOLAS CLIP編集部

セイヨウイワナンテンの特徴

カラーリーフでグランドカバーとして活用される常緑低木

アメリカ東南部原産で、丈夫で耐寒性があるため公園や公共施設の花壇などにグランドカバーとして使われます。弓なりに枝が伸びて広がる姿がナチュラルな風合いのお庭に適しています。

花は4月~5月のツツジと同じ時期に咲き、小さな釣鐘状で葉に隠れルことが多いのが玉に瑕です。どちらかと言えば、さまざまな斑入りの葉や赤い新芽を鑑賞し、もっとも代表的なのは白やピンクの斑が入る“レインボー”ですが、近年”トリカラー”など、さまざまな品種が普及してきました。

日本のイワナンテンは山野草として扱われることが多く、手入れに工夫が必要です。セイヨウイワナンテンの方が扱いやすいと言われています。

セイヨウイワナンテンの育て方

おすすめの栽培環境

日当たり・置き場所

耐陰性、耐寒性があり、日陰でも育ちますが、乾燥は苦手です。本来は大きな木の下など、木漏れ日が入るくらいの場所が適しています。

育て方カレンダー

時期1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
植え付け
剪定
開花
結実

育て方のポイント

枝葉は弓なりに垂れ下がり、剪定をしなくても最大で1m~1.5mくらいにしかならないものが多く、剪定しすぎると徒長枝が出やすいので、普段は枯れた部分や邪魔な部分を剪定する程度でよいでしょう。ただ、成長に従って幹が増えて込み合ってくるので、枯れが目立つものや絡むものは、根元から取り除くときれいな樹形を保てます。やや湿り気のある水はけのよい土壌が好みです。

セイヨウイワナンテンの基本データ

名称セイヨウイワナンテン
学名Leucothoe fontanesiana
別名アメリカイワナンテン
科名ツツジ科
樹高1m~1.5m
剪定時期3月~4月
開花時期4月〜5月
結実期9月~10月

監修者:佐々木知幸

造園家・樹木医。千葉大学園芸学部卒。
森林生態学を専攻し、フィールドワークの知見を生かした庭づくりを手がける。
自然観察会を年間50回以上開催し、樹木をはじめ自然の楽しさを広める活動を続けている。


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