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牡丹(ボタン)

2019.12.20 / 2022.08.25 UPDATE by MIDOLAS CLIP編集部

牡丹(ボタン)の特徴

東洋の花の王様

豪華で目を惹く大輪の花を咲かせ、別名、百花王とも呼ばれています。中国原産で古くから日本でも愛されました。和のイメージですが最近では洋風のお庭にも植栽され、華やかな姿は和風洋風どちらのタイプのお庭でも調和します。花の色や咲き方などのバリエーションが豊富で、数多くの品種が作出されています。
牡丹(ボタン)と芍薬(シャクヤク)との違いは、木本植物(樹木)か草本植物(草の一種)かで、牡丹(ボタン)は木本植物です。芍薬(シャクヤク)は草本植物で冬に地上部がなくなります。

牡丹(ボタン)の育て方

おすすめの栽培環境

日当たり・置き場所

日当りと水はけの良い場所で管理をします。夏は半日陰、冬は寒風が当たらない場所、春と秋は日なたの場所が最適です。半日陰になる落葉樹の下などに植え付けるのもおすすめです。

育て方カレンダー

時期1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
植え付け
剪定
開花

育て方のポイント

植え付け:牡丹(ボタン)の苗は、芍薬(シャクヤク)の台木で接ぎ木されているのがほとんどなので、植え付けの際はつぎ目より上で覆土します。堆肥や腐葉土を混ぜた土に植えます。
根が弱く成長が遅いので、植える際は傷めないように注意します。植え付け後の植え替えはあまり行わないようにします。何か問題がないかぎり植え替えは不要でしょう。
剪定:今年に伸びた枝の付け根から2~3芽残して剪定します。そうすることで翌年の枝が充実します。花後にできるタネも株の体力を消耗させてしまうので摘み取ります。
肥料:花後と冬に肥料を施します。花後は油かすなどの緩効性肥料を与え、冬は堆肥や腐葉土などの遅効性肥料を与えます。

牡丹(ボタン)の基本データ

名称牡丹(ボタン)
学名Paeonia suffruticosa
別名百花王、富貴草、深見草、忘れ草など多数
科名ボタン科
樹高1m〜1.5m
剪定時期9月〜10月
開花時期4月〜5月

監修者:佐々木知幸

造園家・樹木医。千葉大学園芸学部卒。
森林生態学を専攻し、フィールドワークの知見を生かした庭づくりを手がける。
自然観察会を年間50回以上開催し、樹木をはじめ自然の楽しさを広める活動を続けている。


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