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目隠しフェンスを活用して、暮らしや庭をもっと快適に!

2018.07.09 / 2022.04.19 UPDATE by MIDOLAS CLIP編集部

窓を開けると目の前が道路だったり、向かいのおうちの人と目があってしまうなどということがありませんか? せっかくの窓を開けることができずに、光や風を取り込めないといったケースをよく聞きます。日本の住宅は近隣が密接していることも多く、プライバシーの確保が難しく感じることもあるのではないでしょうか。そこで活躍するのが目隠しフェンスです。目隠しフェンスとは住まいの中で、パブリックな場所から人の目を遮り、パーソナルな空間をより快適にするためのもの。プライバシーを守ることに加え、見たくないものを隠したり、逆に見せたくない部分を隠して、外観を良くするためにも使うことができます。周囲を気にせずにくつろげる空間を作るために、目隠しフェンスを活用してみましょう。

フェンスを使うことよって生まれる効果。

フェンスを設置すると、庭が狭くなったり圧迫感が感じられるのではないかと心配されることがありますが、実際にフェンスを設置するとそこの場所に背景ができ、空間が際立って見えるため、むしろすっきりと見え、広ささえ感じられることもあります。庭の手法に額縁効果と言われるものがあります。これは、家の中から眺める風景を窓枠などで切り取ることによって、見たときの印象を強め、より景色を楽しむことができるようにしたもの。窓の外を見たときの視線の先にフェンスを背景として使い、植物を効果的に配置することで、際立つ眺めをもたらす庭空間を生み出すことができるのです。

自分の住まいに合った素材のフェンスを選ぼう。

設置するフェンスにもさまざまな素材やデザインがあり、用途に応じて選ぶことができます。フェンスの高さは、人の目を遮る効果がもたらされる150~180㎝くらいのものが一般的です。デザインは格子状や細長い板を平行に並べたルーバー状のものが多く、素材はアルミ、プラスチック、竹、木材などさまざまです。なかでも木材のフェンスは人気があります。木材は加工が簡単なことが特徴で、細い材木と太い材木を組み合わせたり、板の幅を変えたりすることで、見た目にもリズム感を表すことができます。また、格子の幅を大きくすると、陽射しや風をたくさん取り入れられ、狭くすればプライバシーをより確保することができるなど、用途に合った使い方が可能です。和風の雰囲気を出したい場合は竹垣を使ったり、また都会的なデザインにしたい場合は半透明のポリカーボネート板なども使われています。

フェンスは屋外に設置するものなので、耐久性に優れたものや手入れのしやすさで選ぶことも大切です。一般的に自然素材で作られたものは経年変化が起きるので、メンテナンス費用もかかりますが、竹垣などは青竹から作ると段々と薄茶色に変わっていくなど、経年する美しさを感じられることがあります。樹脂などの人工素材でできたフェンスも多くあります。こちらは丈夫でメンテナンスは楽ですが、自然素材のような変化の美しさはあまり感じられないかもしれません。

目隠しフェンスに植物を

見たくない場所や見せたくない場所に目隠しフェンスだけ設置すると、殺風景な印象が感じられる場合、周囲に植物を植えると優しい印象になります。植物と相性が良い目隠しフェンスの素材はやはり木材でしょう。一枚のパネルの前に紅葉するシンボルツリーや季節ごとに咲く花を植えると、そこに小さな庭が出来上がります。ホームセンターなどでよく見られるラティスやトレリス、エスパリアウォールといったフェンスには、つる性の植物を這わすと緑の壁で目隠しを作ることができます。花が咲いたり実がついたりする植物は、より季節を感じられるので庭の楽しみもぐっと広がります。ハンギングバスケットをかけることもできるので、季節ごとの寄せ植えを飾ってみても素敵です。

つる性の植物…モッコウバラ、オカメヅタ、カロライナジャスミン、クレマチス、アサガオなど

つる植物の野菜…ゴーヤ、キュウリ、ナスなど


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