お庭に樹木を植栽するポイント

1.果実が実る樹木を植える

果実が実る樹木は季節になると可愛い実が姿を見せてくれます。お庭に果実が実る樹木が1本あるだけで、家族でその様子を観察したり、育てる楽しみや収穫、お料理に使ったりと食す楽しみまで幅広く活躍します。

1-1.レモン

レモンは、ミカン科ミカン属の常緑低木です。木は樹高があまり高くならず、成長も遅いのでお手入れが簡単です。春から初夏には爽やかな芳香のある白い花を咲かせます。果実はグリーンから熟すと明るい黄色に変化します。病害虫も比較的つきにくいため家庭でも育てやすいです。温暖な気候でよく育ちますが、柑橘類の中では耐寒性は弱い為、温暖な地域での育成がおすすめです。レモンの果実はフレッシュの状態で料理やお茶、お酒などの香り付けとして多く利用されています。生食の他、コンフィチュール、ドライフルーツとしても楽しめます。

1-2.ブルーベリー

ブルーベリーはツツジ科スノキ属に分類される北アメリカ原産の落葉低木果樹です。種類は00種程あると言われています。低木なのでお手入れもしやすい果樹のひとつです。ブルーベリーは虫が付きにくく無農薬でも栽培しやすいのでおすすめです。

果実だけでなく、かわいらしいベル型の花や紅葉も楽しめるので、1年を通して季節の移ろいを感じられることも魅力。

ブルーベリーは1品種の苗木で育成するよりも、2品種を近くに植えることでたくさんの実を結実させます。

1-3.ジューンベリー

ジューンベリーは6月に熟すのでジューンベリー。熟した実は深い赤色で生食の他、ジャムなどにして楽しめます。名前の通り6月に赤い果実をつける落葉小高木です。春に咲く白い花、新緑の葉、初夏には小さな宝石のような果実、秋の紅葉など四季を楽しむことのできるのも魅力です。果実は酸味と甘みがあります。ジューンベリーは耐寒性・耐暑性があり、育てやすい樹木です。

ジューンベリーの花は3月下旬から4月上旬ころに見ごろをむかえ、花は小さく直径1~2㎝程。また果実の食べ頃は6月です。深い赤になった頃が食べ頃。ジューンベリーは明るい色の葉も清々しくシンボルツリーとしてもよく使われ人気の樹木です。

2.緑を一年中楽しめる常緑樹

常緑樹は一年中、緑の葉を繁らせ、お庭に目隠しとして生垣などにも古くから利用されたり、シンボルツリーとしても楽のしめます。

また、近年はファミリーイベントの記念に木を植えて育てているという方も増えてきて、家族で1本の木を囲みながらただ、庭木といっても紅葉などで四季折々の姿が楽しめる落葉樹、1年を通して葉をつけている常緑樹と育ち方は様々。中には実をつける果樹もあります。

2-1.シマトネリコ

和風にも洋風にも合い、シンボルツリーとしても人気の樹木です。観葉植物としても鑑賞でき、幅広く使われています。艶やかな葉は羽の様な形をしており、常緑樹には珍しく爽やかな雰囲気があります。ただし、開花結実すると果実が風に乗って周囲に広がり、高い確率で芽生えてしまうため注意が必要です。

2-2.オリーブ

洋風のお庭によく合い、シンボルツリーとしても人気の木です。葉の表面に毛があり、シルバーグリーン色の葉と風にそよぐ樹形が特徴です。品種も多く多品種のオリーブを生垣などにしてもお洒落です。全体的にボリュームが出るので、混み合った枝や伸びすぎた枝の整理や、樹形が乱れた際の切り戻しが必要となります。乾燥気味を好み、やせた土地でも育ちます。オリーブの実も楽しみたい場合は、異なる品種を2本以上植える事をおすすめします。

2-3.ヒイラギ

葉のふちはギザギザでその先端に鋭いトゲをもつヒイラギ。古くから魔除けなどに使われ、節分に飾ることでも知られています。クリスマスなどに使われる赤い実の西洋ヒイラギと違い、日本のヒイラギは黒い実がなるのが特徴。葉の付き方も西洋ヒイラギは互い違いに葉がつく互生、ヒイラギは左右対称に葉がつく対生と異なります。ヒイラギのトゲは侵入者を防ぐため生垣などにも使われます。選定をマメにし、刈り込むほどにトゲが強くなる性質がありますが、老木になるにつれて丸い葉になります。11月頃ギンモクセイに似た白い小さな花を咲かせ、芳香があります。

2-4.ハイノキ

成長が遅く、柔らかな枝ぶりで野趣ある雰囲気が人気のハイノキ。雑木の庭によく使われます。春に真っ白な小花が群がって咲く姿が美しい。8月ごろになる黒い実は小鳥たちの食料になります。常緑樹の中でも生長が遅いので目隠しになるまで時間がかかりますが、その分剪定などの手入れが少なくてすむというメリットもあります。ハイノキという名前は、幹や葉を焼いて出た灰で染色を行っていたことからついたと言われています。

 

3.季節の移り変わりを楽しむ落葉樹

落葉樹の魅力は、季節の移ろいをはっきりと感じられることです。春には枯れ枝から新芽芽吹きはじめる姿は瑞々しく、花を楽しめる花木ならお花が咲く姿に喜びを感じますね。夏には葉をたっぷり茂らせて木陰を作ってくれるので、涼し気にお庭を演出。また秋が深まると紅葉する姿も見事です。落葉樹を通して、家族の会話も弾みそうです。落葉樹は、気温が低く日照時間が少なくなって秋が深まると全ての葉を落とし、休眠期に入る樹木のことをいいます。

3-1イロハモミジ

和風のお庭によく植栽されますが、優しい雰囲気で雑木林風や洋風、ナチュラルガーデンにも良く合います。
秋の紅葉時期はもちろん、新緑のやわらかい葉、夏の青々とした葉の隙間から日が差し込む姿もモミジの魅力です。

3-2.コハウチワカエデ

狗がもっている団扇に似た形の葉を持つ、紅葉がきれいな落葉高木。ハウチワカエデよりも一回り葉が小さいのでコハウチワカエデと呼ばれます。イロハモミジよりも葉の切れ込みの数が多く、新緑にはきれいなライム色の葉が茂ります。紅葉の時期には日当たりによって赤、黄色、緑と一つの枝に多様な色の葉がつき、目を楽しませてくれます。洋風や雑木風のお庭にもよく似合い、シンボルツリーにもおすすめです。

4.お花が咲く樹木を植えて華やぐ季節を楽しむ

4-1.ハナミズキ

真っ直ぐ伸びた幹と枝いっぱいに咲く花がとても華やかで見応えのある木です。花は葉が展開する前に咲き、より鮮やかな印象を与えお庭を彩ます。秋は紅葉し、冬は赤い実を楽しめるので季節を感じられる魅力もあります。シンボルツリーにもよく植栽され、和風・洋風どちらの雰囲気にも合います。剪定の手間もあまりかからないので、育てやすくお手入れも簡単です。

4-2.キンモクセイ

秋にオレンジ色の小さな花を枝全体に咲かせます。花には強い芳香があり、離れている所にいても香りが漂うほど。特に夜間に香ります。とても丈夫で育てやすい常緑樹で、昔から庭木として親しまれています。日陰にも植栽可能です。

4-3.ライラック

ヨーロッパでは春を告げる花として親しまれているライラックは、花の香りがとても良く、香料の原料としても使われます。日本では札幌市の木に指定されており、街路樹や公園樹木として至る所で植栽され北海道民に親しまれています。花は、うす紫やピンクの優しい色合いの小花を穂状に付け咲きます。芳香も良く、姿も美しいのでシンボルツリーとしても植えられます。耐寒性は強く、暑さにやや弱い特性があります。

4-4.サルスベリ

 

つるつるとした滑らかな幹肌が特徴の落葉樹です。開花時期は7月頃から10月ころまで、開花時期が長くフリル状の可愛らしい花を咲かせ、長期間楽しめます。花色はピンクや白、赤など沢山の品種があり、また、葉が黒っぽい色をした銅葉などタイプが異なる品種がありす。サルスベリは花だけでなく幹の美しさも魅力的で、しばしばまっすぐ伸びずに曲がりくねるので特有の曲線美を楽しむことができます。

4-5.ハクモクレン

一般的に木蓮(モクレン)というと紫の花が咲く「シモクレン(紫木蓮)」のことを指すようですが、白い花の「ハクモクレン(白木蓮)」、両者を配合した「サラサモクレン(更紗木蓮)」もあります。桜同様、春を告げる花として古くから親しまれ、開花の季節は3月下旬頃が見ごろになります。花芽は銀白色の毛で覆われており、葉芽が出る前に開花します。そのため開花した姿はとても見応えがあります。

4-6.フェイジョア

洋風の庭によく合い、シンボルツリーとしても人気の常緑樹です。樹形がきれいに整いやすく、葉は雰囲気の似たオリーブよりも大きく裏側が白いのが特徴で、赤味がかった幹との取り合わせは抜群のの存在感です。また、大きくなりすぎず、常緑ということから生垣にも使われます。実は梨のような味で、すでに落ちている実を収穫しましょう。固いまま収穫した場合は1週間ほど置き、追熟してから食べます。花は甘い香りがし、実と同様食べることが可能。

4-7.ミモザ

冬の終わり、鮮やかな黄色い花を咲かせることで人気のミモザ。オーストラリアが原産です。葉の色も銀色で明るい雰囲気を作り出します。生長が早く、すぐに大きくなってしまうので剪定が必要は必要です。ミモザは本来オジギソウの属名で正式にはギンヨウアカシアと呼ばれます。3月8日の国際女性デーの日に送られる花としても知られています

 

5.まとめ

いかがだったでしょうか?お庭に樹木を植栽する際、樹木の選び方は暮らしのスタイルに合わせて選定してみましょう。果実が実る豊かさ、お花を楽しむ、機能的に常緑樹で生垣にする、落葉を楽しみながら季節の移り変わりを感じたりと様々な楽しみ方があります。

お庭に樹木を植えて、ゆっくりと樹木の成長に向き合う時間もお庭で過ごす醍醐味の1つです。お好みにあった樹木に出会えます様に。

おすすめの記事