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ウッドデッキのメンテナンス・お手入れ方法について

2021.11.28 / 2022.05.02 UPDATE by MIDOLAS CLIP編集部
ウッドデッキ

ウッドデッキをお庭で楽もう!開放的で素敵な時間を過ごす事ができるスペースです。ウッドデッキはお手入れしだいで、耐久年数も長く保つことができます。今回はウッドデッキの材質に合わせたお手入れとメンテナンスの方法などをお伝えします。

ウッドデッキ メンテナンスって?

ウッドデッキ

ウッドデッキは屋外に設置するエクステリアです。屋外では真夏の強い日差しや雨、湿度、真冬の雪や冷たい空気、季節によっての温度差もあり、過酷な環境の中で長期間使用することになります。長期間だけではなく1日の中でも昼と夜の寒暖差もあり、ウッドデッキは常に伸縮と膨張を繰り返しています。素材への負担も多く、お手入れしながら使用する事で末永くウッドデッキを楽しむことができますよ。今回はウッドデッキのメンテナンスについて、材質別のお手入れ方法などをお伝えします。

ウッドデッキの種類って?

ウッドデッキ
Patio and garden of family home at summer

ウッドデッキは大きく分けると天然木と人工木(樹脂木)の2種類の材質で作られることが殆どです。天然木にはハードウッドとソフトウッドという素材があり、其々の特徴によって耐久性が異なります。ハードウッドとソフトウッドの中でもさらに品種が豊富にあり、建物やお庭の雰囲気に似合った材質、好みや予算に合わせて選ぶのも楽しみの1つです。人工木(樹脂木)は木の粉と樹脂を練り合わせ固めた素材です。メーカーによって色や耐久性なども異なりますが、お手入れが簡単でメンテナンスが殆ど必要ありません。

2-1.ハードウッド

ハードウッドは丈夫で耐久年数が長く、一般的には15~20年くらいの耐久年数があります。木の質が硬いので加工が難しくコストも高くなってしまいますが、害虫や腐食などの耐久性があり薬剤処理も殆ど必要ありません。経年によって色が褪せてくることはありますが、天然の木の風合いを楽しめるのも素敵です。色褪せが気になってきたら着色などしてもよいと思いますが、ハードウッドは塗料ののりが悪いので馴染のよい塗料を選んでみましょう。

2-2.ソフトウッド

ソフトウッドはハードウッドに比べると耐久性が弱く、ステイン塗料などの防虫と防腐対策をする必要があります。最初から防虫防腐加工が施されているソフトウッドもあります。ソフトウッドは色褪せやひび割れ、腐食などもしやすいのでマメなメンテナンスが必要ですが、加工しやすく価格もハードウッドに比べるとリーズナブルです。DIYでウッドデッキを作ってみたい場合などはソフトウッドの方が家庭用の工具でも加工しやすので適しています。

2-3.人工木(樹脂木)

人工木(樹脂木)は、木粉と樹脂(プラスチック)を配合し固めた、天然木に似せて形どった工業製品です。木の風合いを感じる人工木(樹脂木)は、耐久性に優れているという特長があります。人工木(樹脂木)は劣化しにくく、メンテナンスの必要は殆どありません。水にも強く洗浄も簡単にできるので清潔な環境を保ちやすい素材です。

ウッドデッキの基本的なお手入れ方法

ウッドデッキ

ウッドデッキは日頃のお手入れをこまめにすることで、耐久年数が長くなります。
天然木でも人工木でも簡単にお手入れしてみましょう。

3-1.砂埃のお手入れ

ウッドデッキは板と板の間に砂埃や木の葉が詰まったりします。詰まった砂埃や木の葉は先が細いものを使用して取り除きましょう。砂埃は木材の乾燥の原因にもなり、亀裂や砂埃の中に潜む腐朽菌などが繁殖して木を腐食させてしまうこともあるので、こまめなお手入れが大切です。

3-2.デッキブラシで水洗い

ウッドデッキは時々デッキブラシ等で軽くこすり水洗いしましょう。汚れがひどい場合は中性洗剤を使用し洗剤は水で良く洗い流します。

3-3.普段のお手入れでは取りきれない汚れをしっかり落とす

ウッドデッキは日頃のお手入れも大切ですが、日頃のお手入れでは落としきれない汚れを洗浄しましょう。高圧洗浄機などを使用して汚れを落とすと、木材に染み込んだ汚れまでスッキリと除去できます。汚れを長期間にわたり放置すると木材の劣化につながってしまいます。高圧洗浄機は強い圧力なので頻繁に行うとウッドデッキのダメージにもなりますので年に1~2回程が適度な回数です。高圧洗浄機が無い場合はデッキブラシで念入りにこすって汚れを落とし、洗い流しましょう。

3-4.汚れの種類別お手入れの方法

①コーヒーや油汚れなど食品の汚れ

コーヒーや油汚れなどは、洗濯用洗剤や中性洗剤などを使用すると汚れを落とすことができます。デッキブラシでこすり、しっかり水で洗い流しましょう。

②カビによる汚れ

漂白剤による洗浄が一般的な対処方法です。使用方法に従いながら使用することをおススメします。また、漂白剤は植物への影響も考えられますので、環境を考慮した上で取り扱いにはご注意下さい。漂白剤使用後は水洗いで漂白剤を完全に洗い流しましょう。

③傷、マジック、焦げ跡など取れない汚れ

ブラシなどでこすっても取れない汚れはサンドペーパーでこすり落とします。目が荒いサンドペーパーで汚れをおとし、目が細かいサンドペーパーで仕上げると滑らかに美しい仕上がりになります。

ウッドデッキ天然木のお手入れ方法

天然木のウッドデッキはこまめなお手入れで耐久年数も長くなります。
適切なお手入れで木目の風合いを楽しみながら暮らしの中にくつろぎの空間としてウッドデッキを長く楽しんでみましょう。

ウッドデッキ人工木(樹脂木)のお手入れ

人工木(樹脂木)のウッドデッキは特別なお手入れなどは無く、ウッドデッキの基本的なお手入れ方法のみで問題ありません。埃は箒で掃き、デッキブラシで水洗いすることで汚れも簡単におとすことができます。

ウッドデッキの塗装によるお手入れ

天然木のウッドデッキは塗装によるお手入れしだいで、耐久年数にも差がでてきます。設置された場所の環境によって傷み具合にも差があり、ウッドデッキの状態を見極めながら1~2年程でオイルや塗装などを塗り直すと、木の表面にコーティングされ、木の腐食予防や害虫予防にもなり耐久性もアップします。塗装の目安は木地がささくれたり木地肌が出てきたら塗り替えのサインです。ウッドデッキの状態を見ながら適切にお手入れしてみましょう。

ウッドデッキメンテナンスまとめ

いかがでしたか?ウッドデッキのメンテナンスはいたって簡単。こまめなお掃除をするだけで耐久年数も長くなり、末永くウッドデッキを楽しむことができます。
数年に1度、塗装や防虫防腐剤を塗りなおすことでさらに長く使用することができるエクステリアです。お手入れしながら楽しいウッドデッキライフを楽しんでみましょう。


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