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ウッドデッキで広がるお庭の可能性

2019.09.13 / 2022.04.21 UPDATE by MIDOLAS CLIP編集部
ウッドデッキ

ウッドデッキは屋外にいながら、椅子やテーブルを置いてプライベート空間が楽しめることもあって、お庭のリノベーションの中でも特に人気を集めています。ウッドデッキの上で椅子やテーブルをおいてアウトドアリビングを楽しんだり気軽にコンテナガーデンを楽しんだり、子供たちの遊び場になったりと使い方は様々で、お庭の可能性を広げて、遊び心を感じさせてくれるエクステリアです。

ウッドデッキを置くときの注意点

ウッドデッキとオーニング

ウッドデッキを設置する場所にはできるだけ風通しがよく、日当たりのよい場所を選びましょう。ウッドデッキには基本的に屋根がないことから、道路や住居など周囲の視線が気になることがあります。設置するときにはその場所が周囲からどのように見られているかを確認します。どうしても視線が気になる場合はラチスやパラソル、サンシェードで目隠しするとよいでしょう。また、ウッドというだけあって燃えやすいので、バーベキューなどの後の火の始末にも注意が必要です。

ウッドデッキの選び方

ウッドデッキは雨風にさらされてるので、塗装がはがれて腐食したり、日焼けして色落ちしたりすることがあります。そのため、なるべく高耐久の素材を選ぶことが大切です。素材には天然木と人工木があります。「海が近く、湿気の多い地域に住んでいる」といった環境条件や「毎週末バーベキューをしたい」といった使用頻度、子供やペットがいるなどといったそれぞれの環境・生活条件によって選ぶとよいでしょう。

  • 天然木の素材

天然木は熱伝導率が低く熱をため込まない性質があるため夏に熱くなりすぎるということがありません。また、素材の手触りや風合いから温かみのあるデッキを作ることが出来ます。天然木には針葉樹から作られたソフトウッド材と広葉樹から作られたハードウッド材があります。レッドシダーなどのソフトウッドはDIYにもよく使われます。安価で加工もしやすいのですが、腐りやすく耐久性が低いので、ウッドデッキに作るときにはハードウッド材を使うことが多く、ウリンやイペなどがよく使われます。これらの木材は20年はもつと言われています。

  • 人工木の素材 

人工木は劣化しにくく、メンテナンスの必要はほとんどありません。水にも強いのでごしごし洗えます。清潔に保ちやすいのですが、夏は暑く冬は冷たくなりやすく、自然の風味が感じられないのが難点です。しかし最近では見た目も天然木に近づけた素材が開発されています。天然木にくらべて金額は高めです。

ウッドデッキのメンテナンス

デッキに天然木を使用した場合、専用の塗料を使用して定期的に全面塗り直しのメンテナンスが必要です。また、手すりなどは床との接合部の留め具が緩んだり腐ってしまったりということがありますので、事故が発生しないように手で力を加えて点検をおこなってください。経年劣化により床がささくれだったり、釘の頭が飛び出たりすることがあるので注意しましょう。また木材の表面が退色したり腐食したり、コケが生えたりすることもあります。コケが生えた場合は高圧洗浄などで取り除くことができます。退色した部分には、はっ水効果のあるオイルステインを塗るとよいでしょう。

腐食してしまった場合は倒壊の危険性があるので、腐食箇所を取り換えることをおすすめします。その時には自分でやろうと思わず、業者の人にお願いしましょう。腐食箇所として注意するポイントは地面に近い束の部分で、地面に近いと湿気が多くじめじめとした環境の為腐りやすく、白アリなどの被害も受けやすい個所なので目が届きにくい個所ですがしっかりと確認しましょう。木材は、塗装や防腐剤などを塗っておくことで寿命を延ばすことはできますが、どうしても劣化してしまいます。そのために3年を目安に点検を。ニスや防腐剤を塗った時には、子供やペットが舐めてしまわないように気をつけましょう。

ウッドデッキは室内と同じ高さで広がる空間なので、もうひとつのダイニングやリビング、または子供の遊び場などとして、もとの住居の空間を広げられるというメリットもあります。気持ちのよい青空のもとでの食事や読書、昼寝をしたり、くつろげる場所となるでしょう。外気が感じられる開放的な空間は、生活の中で非日常的な場所となり、毎日をより楽しくしてくれますよ。


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