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植栽工事の時期は春秋がおすすめ!夏冬の対処方法もプロが解説

2021.03.17 / 2022.04.20 UPDATE by MIDOLAS CLIP編集部
植栽

植栽のことでお困りではないですか?お庭に植物を植えて、緑や花が楽しめるナチュラルな雰囲気にしたい!植物は植える季節を間違えるとうまく根付かなかったり、霜に当たって枯れてしまうといったことがあります。どの季節にお庭を楽しめるようにしたいのか、好みの植物はいつの季節が最適なのかを考えてお庭づくりを進めましょう。

植栽工事の時期は春・秋がおすすめ!その理由は?

植栽

植栽工事をするならば、一般的には4~5月の春、または9~10月の秋がおすすめの季節です。理由は、植物や樹木のほとんどは3月以降、少しずつ暖かくなっていく季節に成長するからです。成長が旺盛な時期に植え付けを行えば、しっかりと根を張り育つことができます。また、落葉樹の場合は葉を落とし始める9~10月、休眠を始め、移植後に成育が活発になる3月もおすすめです。いずれにしても植物の種類によって生育環境が異なるので、植えたい植物の特徴を調べたり、プロに相談してからの植え付けをおすすめします。

1-1.植栽工事、どの種類をいつ植える?春先は下草類の品種豊富でおすすめ

植栽

ミドラスの植栽プランでは下草と言われる地面付近を彩る植物を提案することがあります。下草とは主に、背丈の低い多年草や一年草などの植物のことです。毎年花が楽しめる宿根草は春先が一番種類が豊富にあり、季節が夏に向かうにつれて品種が減るため、春先の植栽工事が最適とされています。下記が植物の種類ごとのおすすめ時期です。

宿根草・一年草の場合

宿根草・多年草

植栽は基本的に苗が出回る4~5月、9~10月が最適。種類がそろっているので、お好みの植物が手に入りやすくなります。中でもハーブ類は春の出荷がほとんどなので、それ以外の季節はよい苗を植えるのが難しくなります。10月頃には多少増えてきますが、それ以外の季節はあまりおすすめできません。

熱帯植物の場合

熱帯植物

熱帯植物は、基本的に温室で育っていることが多いので、屋外でも可能な環境に慣れるためにもなるべく暖かい時期に植え付けるのが適切です。苦手な冬に向けてその庭の環境に慣れさせるため、できれば春の植え付けが望ましいとされます。そうすると、冬までの期間があるため、越冬しやすくなります。夏は水切れしないように気を付けて下さい。木本系シダ、ヤシ等の熱帯植物も同じですが、屋外生育されたものなら9~10月でも比較的育ちます(地域差があります)。ただ、関東以北の寒冷地では育ちにくい植物もあるので、植栽する土地の気候をきちんと調べてから植える必要があります。

グランドカバーの場合

グランドカバー

グランドカバーとは、芝やディコンドラ(ダイカンドラ)といった、地面を覆いつくす植物のこと。ポット苗で植えるものとマット苗、または種から植えるものがあります。ポット苗の場合は宿根草と同様、春と秋がおすすめ。環境が厳しくなるまでにどれだけ生育できるかが重要です。夏は1日中日差しが当たる場所だと、乾燥がきつくて枯れてしまう場合があります。また冬は霜で枯れてしまうので植え付けは避けます。マット苗の場合は多少耐性があるので植え付け時期も広がります。種蒔きはディコンドラ(ダイカンドラ)の場合、発芽適温は20~22度になるので、4~6月、9~10月が最適な時期になります。芝も大体同様です。

ミドラスでは植物の成育を第一に考え、ご希望の植物を適した季節に植えることをおすすめしています。また、その時期に植栽可能なものを提案したり、季節を待ってから植えるということになります。適正な季節以外に植栽のご希望がある場合は、良い季節にお客様に購入していただき、ご自身で植えることもおすすめしています。

1-2.常緑樹は梅雨前まで!落葉樹は11月頃までが目安

常緑樹

常緑樹は春先から夏にかけて成育が旺盛になります。そのため、水をたくさん吸い上げ、根をきちんと活着できる梅雨前までに植え付けることが理想です。

落葉樹は、秋になると葉を落とし、冬は休眠状態に入ります。その時に移植をすると樹木の負担を減らすことができると言われています。ただし、土壌が凍結するような真冬になる前に植え付けすることをおすすめします。

植栽工事の時期、夏・冬は避けたほうが無難な理由

植物にとって高温や低温の環境下は成育するのにとても厳しい状況となります。なぜ夏季や冬季は植栽工事を避けた方が良いのでしょうか。

夏季(8~9月)に植えない方が良い理由

植栽

夏季に植え付けをすると、気温が熱いので水切れを起こして枯れるリスクが高くなります。また、水やりも頻繁に行わなければならなくなり、手間がかかるということも。日中に水をあげると温水のようになってしまい、植物を弱めてしまうので、水をあげる時間も早朝か夕方に限られ、ついつい忘れがちになってしまうことになり、枯れさせてしまうことも懸念されます。

冬季(12月~2月上旬)に植えない方が良い理由

植栽

冬季は日差しが弱いので水分が滞留し、過湿による根腐れや凍害もおこしやすくなるため、植物が育つには過酷な環境になります。またその反面、空気が乾燥もしているので、水分が蒸発して足りなくなることも。植物を根付かせることが難しいので、この時期の植栽は避けることをおすすめします。

植栽工事に不向きな季節だけど、今すぐきれいにしたい!どうすればいい?

植栽

ミドラスでは、植物の植栽時期まできちんと把握しているスタッフが提案しています。まずはぜひご相談下さい。冬季でも植えられる高木や中低木などは先にミドラスで施工し、春になったら下草などをご自身で植えるスペースを残すなど、ご希望に沿った様々な提案をすることができます。ぜひお気軽にお声かけ下さい。


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