1 石敷きのアプローチでナチュラルな雰囲気に
最上石の乱形石敷きでお庭の中心にアプローチを作りました。花壇の縁石の様にはっきりと境界をつくるのではなく、ランダムに配置することで歩くのが楽しくなるようなナチュラルな雰囲気を作り出しました。石と石の目地にはムラサキサギゴケの花が顔を出すように咲きます。
2 日本の里山を感じられるような植栽
既存の植栽はキンモクセイ以外抜根し、新しく里山の雰囲気になるような植栽を施しました。野に吹く風にさわさわと揺れるような植栽で、心地よい空間となります。グランドカバーには、お子さんがお庭で思いっきり遊べるよう、踏みつけにも強いディコンドラに。
花壇にはお料理などにも活用できるハーブ類を植えました。下草にはツワブキやオニヤブソテツを植え、葉の色やテクスチュアでお庭の空間を引き締めます。
3 ミドラスからの提案
かっちりと管理しすぎない、自然をそのまま楽しむお庭の空間を提案しました。歩くのが楽しくなるような石敷きのアプローチ脇には、紅葉がきれいなイロハモミジや、可愛らしい赤い実がなるアメリカザイフリボク(ジューンベリー)をシンボルツリーに植えました。下草にはテクスチュアの個性的な植物で空間を彩ります。お料理に使えるハーブ類はお花も楽しめるように。いずれも環境に合わせて選んだ植物なので、お手入れは最小限ですむようにしています。