植物は植物で制す!雑草対策におすすめのグラウンドカバー

グラウンドカバーとは、文字通り地面を覆う植物のことです。グラウンドカバーを植える目的としては、土を隠す為や、お庭の美観、地盤を固める為など、いろいろな理由があるでしょう。でも何よりも雑草対策としてグラウンドカバーを植えたいと考えている方は多いのではないでしょうか。
ご自宅のお庭に何かグラウンドカバーになる植物を植えようと考えているのなら、ちょっと待ってください。特性や、注意すること、使い方などのお話をしていきます。
グラウンドカバーを植えてしまう前に、ちょっと立ち止まって考えてみませんか。

グラウンドカバーに向いている植物の特性って?

グラウンドカバ―は地面を覆うことを目的として植えられるものですから、当然地面に近い低い位置で広がっていく植物が向いています。こういった植物の多くは地下茎で横に広がるタイプのものや、伸ばしたシュートの先から根を出して地面を這うように伸びていくものなどがあります。
地下茎で横に広がっていく植物のわかりやすい例は、芝生やクローバーです。伸ばしたシュートから根を出すタイプは、ワイルドストロベリーなどがあります。
また、人が歩くような場所に植えるのであれば、踏まれても負けないような逞しい植物を選ぶ必要があります。

雑草対策としてのグラウンドカバー

雑草対策のためにグラウンドカバーを植えようと考えているのであれば、密度高く繁ってくれる植物が向いています。雑草が入り込む隙間がないくらい、みっちり生えてくれることが大切です。これが植物は植物で制す、という考え方です。
地面を覆うようによく繁り、且つ根も密度高く広がっているような植物の間には、雑草の種が入り込んでも芽吹き生長することが困難となります。よって、雑草の生えにくいスペースが出来あがるというロジックです。
但し、植物は生き物ですから、季節や環境、様々な条件でその姿を変化させていくものです。植えっぱなしでまったく手入れの必要のない植物というのはほぼないということだけは覚えておいてください。
一番は季節ごとの植物の手入れまで楽しんでしまうことです。

雑草を制するグラウンドカバー|芝生

雑草を制するグラウンドカバーの代表といえば、やっぱり芝生です。地下茎で密度高く、横に広がってくれるので、雑草が生えにくいのが特徴です。それでも逞しい雑草たちは、芝生の隙間に入り込みすくすくと生長してきます。その場合も芝生を低く仕立てていれば、にょきっと飛び出した雑草をすぐに見つけて抜くことが出来ます。また、芝生の利点は根が浅いというところです。気が変わったら剥がすことも容易です。

芝生の特徴

芝には大きく分けて、高麗芝と西洋芝があります。高麗芝は日本でもっともポピュラーな芝だと言っても過言ではありません。ホームセンターなどで販売されている芝のマットはほぼこの高麗芝です。高麗芝の特徴は冬には地上部が枯れるということです。
西洋芝は品種にもよりますが、夏の暑さに弱く冬でも常緑といういものが多いのが特徴です。
よって、一年中緑の芝を理想とするなら、高麗芝のマットを敷いて、その中に西洋芝の種を蒔いて混植にします。

芝生の欠点も理解しておきましょう

難点は、繁殖力が強く地下茎でどんどん横に広がっていくので、植えるスペースにはレンガなどでエッジをつけて、根が広がっていかないように対策を取ることが大切です。このエッジを取っていないと花壇の中にまで芝が入り込み、その芝を抜き取るのに一苦労することになります。
他にも芝生は夏に生長します。いつも人が歩くような場所は踏みつけられて、自然と低く仕上がりますが、そうではない場所は夏には草丈が5㎝以上になります。特に西洋芝は草丈が10㎝以上になります。夏には生い茂って鬱蒼としてくるので、芝刈りの必要があります。
夏の間は月に2回くらいは芝刈りをしたほうがいいでしょう。この芝刈りがちょっと手間だと思う方は多いようですが、こまめに芝刈りをすることで芝の密度が高まり雑草がより生えにくくなるため、頻繁に雑草を抜く手間は少なくなります。

雑草を制するグラウンドカバー|ヒメイワダレソウ

ヒメイワダレソウは、最近人気のグラウンドカバーです。この植物の特徴は、高さをほとんど出さずに横に横にと広がっていくところです。見た目にも柔らかい、明るいグリーンの葉が特徴的で、春には小さな可愛らしい花も咲かせてくれます。
密度高く繁ってくれるので、他の植物の種子に入り込む隙を与えず、雑草を制するグラウンドカバーとして活躍してくれます。

ヒメイワダレソウの特徴

ヒメイワダレソウには改良品種で「リッピア」と「クラピア」と呼ばれるものがあります。どちらもヒメイワダレソウの特性を活かした上で、さらに使いやすく改良されています。
元来のヒメイワダレソウは種子を周囲に飛ばして、さらに生育範囲を増やしてしまうのが難点でした。こちらが望んだ以上に勢力を発揮して広がってしまうのです。
このリッピアとクラピアは、種子ができません。ですので、春に小さな白やピンクの可愛い花を楽しんで、そのままにしておいても、種を作って予想以上に増えるという心配はありません。

ヒメイワダレソウの欠点も理解しておきましょう

ヒメイワダレソウにも欠点はあります。芝のように芝刈りの手間はありませんが、冬には地上部が枯れてしまいます。春が来ればまた芽吹いて、間もなくグリーンの絨毯のような景色を作ってくれますが、一年中緑を求める方には向きません。
また、種を作らないタイプは花後、花がらが茶色くなってグリーンの中に点在するので、それがちょっと気になる方も多いようです。熊手などで掻き取るようにすれば随分きれいになります。さらに根を深く張るので、剥がして植え替えたいと思ったときに手間がかかります。

グラウンドカバーの上手な使い方

植物は植物で制する、という考え方のもとにグラウンドカバーを選んでみるのはいいかがですか。グラウンドカバーを植える際に気を付けるポイントは、人が良く行き来する動線には植えないようにするということです。どんなに強い植物でも何度も踏みつけられると育ちません。まずはお庭の中で動線を決めて動線には飛び石などで地面を覆いその周りを植物が埋めつくすような計画とすることで美しい状態を保ちやすくなります。グラウンドカバーはお庭を見たときに、視界のなかで占める面積が大きい植栽です。利点と欠点をよく踏まえた上で好みの植物を見つけていきましょう。

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