玄関アプローチは住まいの顔

玄関アプローチは戸建て住宅において、門扉から玄関までの小道のことを言います。玄関は住まいの顔。アプローチは我が家へつながる大切な道です。帰宅してほっとするような、また、来客を暖かく招きいれるような、そんな玄関アプローチにしたいもの。玄関アプローチのデザインは、住まいの外観や植栽に合わせた素材・形などをトータルでコーディネートすることが大切です。どんなことに注意して玄関アプローチをオーダーすればいいのか考えてみましょう。

どんな素材でアプローチを作りたいか。

住まいのテイストや生活の仕方でアプローチの素材も変わります。アプローチの幅は一般的に80センチくらいとされていますが、幅や形状もその住まいによって変わってきます。一般的に住まいの外観が「和風」ならアプローチを装飾する素材は、飛び石や砂利、敷石が使われます。外観が「洋風」ならレンガやタイル、枕木などが使われています。家の雰囲気に合わせてグランドカバーや低木を中心に、植える植物も一緒に考えましょう。

 

・タイル…洋風でも和風でも対応できる、アプローチによく使われている素材。正方形や長方形など形も色も種類が豊富にあり、デザインの自由度も高い。

・砂利…色味がきれいな化粧砂利といわれるもので、色もグレーやベージュ、ピンク、ホワイトなどさまざま。防犯対策に音の出るものもあります。

・レンガ…温かみのある風合いで洋風の外観にはぴったり。グリーンともマッチするのでナチュラルガーデン風のお庭にはおすすめの素材。

・石…御影石や石英石、ピンコロ石などがあります。和風の飛び石のイメージもありますが、形によっては洋風にも使えます。割れにくく丈夫。

・枕木…もともと線路に使われていたもので、アンティークな雰囲気があり自然風の小道を作れるため人気。舗装の枕木はメンテナンスがしづらいので、劣化が早いというデメリットはあります。

直線にするか、曲線にするか。

昔から、玄関からまっすぐなアプローチはあまりよくないと言われています。それは、玄関を開けると家の中が丸見えになってしまうことや、家からものが出ていきやすく(散財しやすい)、悪いものも入ってきやすいといった風水的な意味合いがあるそうです。アプローチを曲線にすることで、奥行きや距離感がもたらされるので広く感じることができます。また、歩く人の視線が左右に移り変わり、お庭の景色、風景、植栽を楽しみながら玄関のほうへ向かえるという視覚的効果も生まれます。アプローチを曲線にするほど面積がとれない場合でも、タイルを斜めにおいたり、色彩を変えたり、樹木を配置するなどデザイン次第でこの条件をクリアすることができます。面積が広いお庭ならば、アプローチを歩いている途中で立ち止まって家の見方や植栽など何が見えるかまで考えてみましょう。見せたい樹木や花など庭の造形によって、立ち止まってほしい場所に大きな敷石をおいたりタイルの色を変えるなどしてアプローチをデザインしていきます。

防犯面や安全面を考えます。

玄関アプローチは、家を守る防犯面の役割も果たします。外に直結しているところなので、防犯面には気を付けなければなりません。死角がないように植栽や門扉を取り付けます。門扉や玄関灯はもちろん、アプローチに園路灯をつけるなど、夜も暗くなりすぎないようにすることが大切です。センサー付きのアプローチ灯、太陽光で充電するものなどを使用してもよいでしょう。防犯対策に踏むと音の出る砂利を敷くという手もあります。また、お年寄りや小さな子供がいる家では、滑りにくい素材を使用したり、ベビーカーや車いすが通れるようなスロープにすることも考えられます。

家を出てプライベート空間からパブリックな空間へと気持ちを切り替えるうえでも大切な場所です。毎日通る場所なので、そこを通ると気分が良くなるというようなアプローチにしたいですね。

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