素敵なお庭にするための基本のキ!夏のお水やり

お庭のある生活、緑あふれる豊かなバルコニー。植物と共に生活する喜びは、一度味わうと手放せません。夏の草いきれの心地よさ、風に揺れる葉の穏やかさ、朝起きて窓を開けるたびに、そんな気持ちよさを味わえます。家の中を通る風には草の香りが混じります。
そんな心地よさをくれる植物たちと、いい関係を維持していきましょう。植物を愛でる、植物から心地よさを受け取る、そんな生活を長く続けるための一番大切な方法、「お水やり」について基本的なことをご紹介します。

夏はお庭だってお水やりが必要

「お庭に植えた植物は、特に水やりの必要はない」と考えている方は多いのではないでしょうか。植物図鑑や園芸の本の多くにもそう書いてあります。もちろん、その認識は間違っていません。お庭をむやみやたらと水浸しにする必要はありません。
ただし、最近の日本の夏の気温は、年々上昇しています。さらに気候も不安定になりがちで、大雨が続いたかと思えば日照りのような晴天が続いたりもします。
大切なお庭の植物に元気でいてほしいと思うなら、お水の管理にも気を配ってあげるようにしましょう。これからの日本の夏はお庭だってお水やりが必要です。

夏のお水やりの基本

夏はお庭もお水やりの必要があると言っても、むやみやたらと毎日お水をまけばいいわけではありません。植物の特性や数日間の天気や気温などを加味して判断してください。例えば、極端に乾燥を好む植物に水を与え過ぎても、苦しめてしまうだけです。アジサイのようにお水が大好きな植物にお水を与えなければ、からからにしてしまうことになります。
基本は、晴天が数日続いているようであれば、お庭全体にお水やりをしましょう。夏のお水やりにはちょっとしたコツがあります。夏のお庭のお水やりのコツについてご紹介します。

朝のお水やり
夏の朝にお水やりをするのであれば、早朝に行いましょう。理想はお陽様が高く上がる前、まだ暗いうちがベストです。
なぜならば、太陽が上がるにつれ、気温も上昇し始めます。上がった太陽と気温は土を温めます。朝に与えた水分が土の中で温まり、お湯のようになってしまいます。土中でお湯となった水分は植物の根を傷めます。

夕方~夜のお水やり
夕方、陽が落ち始めた頃のお水やりは理想的です。土の中の水分がお湯に変わることもありません。夜の涼しい時間を使って、水分はゆっくりと土中に浸透していきます。
お水やりのために早起きの必要もないので、生活のリズムの中に組み込みやすいのは、夕方のお水やりではないでしょうか。
大切なのは、夏のお庭に長時間滞在することになるので、虫よけが必要になるということを忘れないでください。夏の夕方のお庭で蚊取り線香を焚きながらお水やりをするのは気持ちがいいものですよ。

バルコニー、コンテナガーデンのお水やり

バルコニーやスモールスペースなど、コンテナ(鉢植え)で植物を管理している場合は、尚更お水やりに気を遣うようにしてください。鉢の中の限られた土の量で管理していますから、庭植えの植物に比べて乾きやすいというのが難点です。
お水やりはお庭と同じく早朝か夕方以降に行いましょう。気温が上昇してからのお水やりは、コンテナの中でお湯になったまま、なかなか温度が下がりません。
さらにバルコニーなどの床からの照り返しも、鉢内の温度を上げてしまいます。涼しい時間を選んで、鉢の底から水が流れ出てくるくらい、たっぷりと与えるようにしてください。

ケース別応急処置|ぐったりしていたら

忙しくてちょっと様子を見ていない間になんだか葉が萎れて元気がなくなっていた、ということもあります。よく観察してください。土がからからに乾いていて葉が萎れているような状態ではないですか。そうだとしたら軽度の水枯れです。
この場合は植物の株元にたっぷりと水を与えてください。この時のお水は、「これでもか」というくらいにたっぷりと与えます。頭の中でイメージしてください。土の中にどんどんお水が浸透していって、根っこに行き渡る様子を。この応急処置でほとんどの場合は救えます。
鉢植えは日陰に移動させてから、鉢より大きなバケツに30℃くらいのぬるま湯を用意し、ドボンと付けてしまいます。土からぷくぷくと空気が抜けていくのを観察しながら、30分~1時間くらい浸けておきましょう。いつのまにか復活しています。

ケース別応急処置|かりかりになっていたら

忙しくて数日様子を見るのを忘れていたら葉っぱがかりかりになっていた、というのもよくあるケースです。このケースは根が生きていれば救えます。
かりかりに枯れてしまった葉は落とします。草花だったら株元まで切り詰めましょう。その上でとにかくお水をたくさん与えます。鉢植えの場合も同じです。枯れた部分を切り詰めて、30℃くらいのぬるま湯に1時間ほど浸けておきます。その後もこまめに水やりをします。
ベストを尽くして様子を見ましょう。新芽が出てくる可能性もあります。

夏のお水やりって実は楽しいんですよ

植物の命を左右するくらい大切な夏のお水やり。植物は本当に光合成と水分というシンプルなものだけで生きているんだな、と思い知らされます。
お水やりを丁寧に行うようになると、お庭のちょっとした変化にも気が付きます。小さな蕾が付いていたり、隠れて花が咲いていたり。お庭の草木の間を吹く風が気持ちいいことや、葉から蒸発する水分の香りを味わえます。夕方家族が帰ってきてからのお水やりは見た目にも涼しく、ちょっとした遊びにもなります。
お庭と共存していく中で大切なお水やりについて、ちょっと見直してみませんか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です