おしゃれな玄関アプローチの作り方と注意点!デザイン&施工費用

住まいは出来上がっても玄関周りはそのままでどうしたら良いのか分からないということはありませんか?また年月が経ちライフスタイルの変化や外構エクステリアの劣化から使いづらさが生じ、外構のリフォームが必要になる場合も。玄関アプローチは住宅の顔です。毎日通る場所だからこそすっきりとおしゃれにして快適に整えましょう。
目次
玄関アプローチ|作り方・デザインのコツ
エクステリアをおしゃれで機能的な玄関アプローチにするのはどのようにしたらよいのかを紹介します。自分のライフスタイルを見直して、どのようにしたら玄関アプローチが使いやすくなるか、外観に合ったおしゃれなアプローチにするにはどうしたらよいかを考えてみましょう。
1-1.玄関アプローチとは

玄関アプローチとは、通常、戸建て住宅において門扉から玄関までの小道のことを言います。ただ、最近の新しい住宅では玄関から道路までのアプローチは短くなっている傾向があるため、門扉や玄関まわりの外構のことを総称して玄関アプローチということもあります。
いずれにしても玄関ドアを開けて、プライベート空間からパブリックな空間へと通じる大切な場所です。ナチュラルにするのか、モダンにするのかなど、テイストを決めて色や素材を厳選することでおしゃれなアプローチを作ることができます。外観に合った雰囲気にするのはもちろん、周囲の景観とも馴染むデザインにすることが大切です。
1-2.玄関アプローチは”曲線”で広く見せる

玄関アプローチの小道は曲線を付けると奥行きが広く距離が得られるため、広く感じることができます。アプローチが直線の場合、玄関を開けると家の中が外から丸見えになってしまうことも。防犯面からも曲線をつけてアプローチをつくるのがおすすめです。
また、舗装材や植栽のレイアウトで遠近法効果を意識するのもおすすめ。写真のように、手前の枕木は幅を広く、奥に行くにつれて枕木の幅を狭くすると、アプローチの距離が長く見え広く感じられます。植栽で広さを演出したい場合は、手前に背の高い木を据え、奥に行くにつれて低くすると同様に遠近法効果が得られます。
玄関を開けるとすぐに道路という住まいの場合は、レンガやコンクリート、石といった異素材を組み合わせて変化を付けると空間に多様性が生まれ、広く感じられます。
1-3.植物を配置してポイントにする

玄関まわりの一角にアイポイントとなる植物を1本植えるだけでも、空間や外観をぐっと引き締めておしゃれな雰囲気にすることができます。和風ならイロハモミジ、洋風ならオリーブなどその住まいの外観にあわせてシンボルツリーや植栽を選びましょう。街並みにも映えるエクステリアになり、道行く人の目を楽しませることができます。
玄関アプローチの作り方|注意点
2-1.防犯上死角を作らないようにする
玄関アプローチはパブリックスペースとプライベートスペースの境界にあるので、とくに防犯面には気を付けなければなりません。外や道路から見えないようにするために目隠しフェンスや植栽をするをこともありますが、死角ができないようにすることが大切です。
エクステリア設計の段階から、外からどのように見えるのか、どこが見えなくなるのかを考えて植栽や門扉を設置しましょう。
また、玄関灯はもちろん、アプローチに園路灯もつけて、夜なども暗くならないようにすると防犯効果は高まります。センサー付きのアプローチ灯、太陽光で充電するものなどもあるので、どのくらいの明るさが必要か、また電気代なども考慮して決めると良いでしょう。
2-2.転倒防止、滑りにくい素材にする
玄関アプローチは毎日通る場所だからこそ、家族が安全・安心して通れる場所にすることが大切です。雨が降るとより滑りやすくなるタイルや御影石などはあまりおすすめできません。
どうしても設置したい場合は、水はけのよい性質のタイルなどを使用します。デザインだけでなく、利便性や安全性も良く調べてから決めましょう。
2-3.バリアフリーに考慮してスロープをつける

小さな子供がいる家では、ベビーカーが通れるようにスロープのあるアプローチにすることもおすすめです。また、将来的に介護が必要になったときにも車いすが動かしやすいというバリアフリー設計にもなります。階段よりも転倒などの心配が減り、手摺などを付けることでより安心して通行できるようになります。
玄関アプローチにおすすめのエクステリア素材
3-1.レンガ

洋風の住まいに似合う雰囲気を作るレンガ。色や大きさが均一で使いやすく、価格も比較的手ごろ。植物や砂利など他の素材とも馴染む外構におすすめのエクステリア素材です。
温かみのある風合で、グリーンにもよく似合うのでナチュラルガーデン風のアプローチにはぴったり。
レンガの色には赤みがかったものから、ちょっとくすんだ色のもの、アンティーク素材のものなどがあり、落ち着いた色味のものは和風の外観にも似合います。
3-2.敷石

敷石の種類には、御影石や石英石、ピンコロ石などがあります。御影石や飛び石は和風のイメージがありますが、四角く切り込んだ石はシャープな印象でモダンな外観にもよく似合います。
また乱形石といった形の異なる石材を敷き詰めるアプローチも人気です。石は雨に濡れると雰囲気が変わるので、購入するときに濡らした状態のものも確認してみましょう。
石も自然の素材なので、隙間に植物などを植えると雰囲気がやさしくなります。また、雑草が生えるのを防ぐ効果もあります。
3-3.タイル
洋風でも和風でも対応できる、アプローチに使いやすいエクステリア素材です。土を原料としていて、色も豊富なのでどんな外観にも合わせることができます。形には正方形と長方形などがあり、デザインの自由度も高いといわれています。雨に濡れるとすべりやすいので、滑りにくい加工のしてあるものを選びましょう。
3-4.枕木

自然風のアプローチを作れることで人気の枕木。枕木はもともと線路に使われていた材料で、廃材としてガーデニングに使われ、そのアンティークな風合いから人気がでました。
天然木の枕木は劣化したり白アリなどの心配もありますが、最近では軽量コンクリート製のものや人工木で作られた劣化しない枕木の使用が多くなっています。縦に並べるとシャープな印象に。横に並べると安定感をもたらすなど、並べ方によって空間の雰囲気に変化を付けることができます。
▼枕木アプローチについてもっと知りたい人はこちら
https://midolas.jp/clip/p-44363/
3-5.インターロッキング

インターロッキングブロックは、色づけされたコンクリートブロックのこと。色の組み合わせ方によって、印象が変わるので住まいに合わせたコーディネートが可能。水はけがよく、コンクリート製で耐久性が高いのも特長です。
3-6.コンクリート

コンクリートのアプローチは劣化しにくく、凹凸もなくシンプルなので使いやすい反面、少し殺風景なイメージを与えてしまうことがあります。レンガや石などを縁取りとして使ったり、異素材を組み合わせるなどして、柔らかい雰囲気にすると外観がぐっとおしゃれな雰囲気になりますよ。
▼コンクリート×レンガの玄関アプローチ実例
https://midolas.jp/garden-works/p-38650/
3-7.砂利

砂利には化粧砂利と砕石砂利があります。見栄えの良い表面に見える部分に使われるのが化粧砂利といい、ウッドデッキの下や裏庭への通路などあまり目につかないところに使われるのが砕石砂利で、化粧砂利よりも安価です。
砂利敷きは修景だけでなく、ぬかるみ防止や水はねを防ぐ効果もあります。砂利を敷く場合は、必ず防草シートを敷きましょう。化粧砂利はグレーやベージュ、ピンク、ホワイトなど色も大きさもさまざま。お庭や外構の雰囲気似合わせて選択できます。
3-8.天然芝・人工芝

天然芝や人工芝は、緑の明るいイメージの玄関アプローチを作ることができます。人工芝の場合は1年中明るい緑を楽しむことができ、日陰でも施工できるなど場所を選びません。また天然芝のように芝刈りの必要がないので、メンテナンスの手間が省けます。
一方天然芝は日が当たらないと育たないため施工する場所を選びます。また踏みつけに弱いので、敷石やレンガ舗装などで歩行できる場所と分けて施工することをおすすめします。
▼人工芝や天然芝についてもっと詳しく知りたい人はこちら
https://midolas.jp/clip/p-44388/
おしゃれな玄関アプローチ施工事例8選と施工費用
ここでは玄関アプローチがおしゃれなデザインの施工事例と、工事にかかった価格・金額をご紹介します。相場感を掴んでみてください。
①和モダンな敷石で整った印象の玄関アプローチへ/約30万円

玄関へと続く既存のコンクリート土間を、敷石で整えた事例です。和モダンの落ち着いた印象になりました。アプローチ沿いの花壇もリフォームし、費用は約30万円ほど。
【施工事例】https://midolas.jp/garden-works/p-25689/
➁アンティークレンガ舗装でリフォームしたお庭と四季を楽しめる玄関アプローチ/約17万円

玄関アプローチの既存の植栽を新しくした費用は約17万円。植栽を新しくしたことで、玄関アプローチのイメージをガラッと明るく変えることができました。
【施工事例】https://midolas.jp/garden-works/p-25475/
➂玄関アプローチを約30種類の草花による花壇で彩る/約37万円

玄関アプローチ周りにある3カ所の花壇を30種類もの草花を植え、ナチュラルでモダンな雰囲気にリフォームした事例。費用は約37万円ほど。
【施工事例】https://midolas.jp/garden-works/p-25473/
④石敷きの玄関アプローチと目隠しフェンスで整った印象のお庭に/約36万円

砂地のままだった玄関アプローチを方形石敷きとピンコロ縁石、砂利で整えた事例。費用は約36万円ほど。異素材を組み合わせることで、おしゃれな印象のアプローチとなりました。
【施工事例】https://midolas.jp/garden-works/p-41154/
➄天然石舗装のおしゃれな玄関アプローチと芝生の緑が美しいお庭/約68万円

砂利敷きだったお庭を芝生とレンガの玄関アプローチにリフォームした事例。費用は約68万円ほど。緑とレンガが美しいお庭に生まれ変わりました。
【施工事例】https://midolas.jp/garden-works/p-31569/
⑥玄関アプローチを枕木とレンガの敷石でナチュラルテイストに/約21万円

既存の敷石の玄関アプローチを枕木とレンガにリフォームし、周囲の植栽とマッチするナチュラルな雰囲気のアプローチに。費用は約21万円ほど。
【施工事例】https://midolas.jp/garden-works/p-25717/
⑦明るい色の石敷きと砂利で歩行しやすくナチュラルな玄関アプローチ/約35万円

玄関アプローチを歩行しやすいように石敷きと化粧砂利で整えました。ポイントになる場所にはソヨゴなどのシンボルツリーを植栽することで、ナチュラルな雰囲気になりました。費用は植栽含め35万円ほど。
【施工事例】https://midolas.jp/garden-works/p-41202/
⑧緑あふれる洋風の玄関アプローチ|子供と一緒に果実を楽しむ庭/約24万円

新築後、手付かずだった玄関アプローチ脇の土部分を実がなる植物中心に明るいナチュラルガーデン風に植栽した事例。費用は約24万円ほど。
【施工事例】https://midolas.jp/garden-works/p-25579/
まとめ
お家の顔である玄関アプローチ。敷地形状やライフスタイルなどによってさまざまな玄関アプローチが存在します。ナチュラルとアンティークを組み合わせたり、モダンなデザインながらも植栽を交えて柔らかい印象にしたり…。
ミドラスでは、住んでいる人のライフスタイルに合わせた外構エクステリア・玄関アプローチをご提案しています。豊富な玄関アプローチの施工実績から、お客様のイメージに合わせた玄関アプローチ作りをお手伝いしますので、お気軽にお問い合わせください
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