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コブシ

2020.02.20 / 2022.08.25 UPDATE by MIDOLAS CLIP編集部

コブシの特徴

里山に春の訪れを告げる白い花

白い花を枝いっぱいに咲かせる様子に春の訪れを感じることができる落葉高木。
里山などに自生し、遠くからでも白い花が目立つため、コブシの花が咲くのを目印に農作業を始めるという習わしも残っており、それに基づく別名タウチザクラなどがあります。
つぼみには毛が生えていて、白い花はうっすらとピンク味がかっている色で、クスノキの仲間にも似る、ぴりっとした香りがします。葉や枝も燃やすと同様の良い香りがします。
波打つ楕円型の葉っぱが、夏には木陰を作り出すので、公園などにもよく植えられている樹木です。
10月頃になると実を付けますが、よく茂りその形が子供の拳に似ていることからコブシという名がついたと言われています。

コブシの育て方

おすすめの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりの良い場所を好みます。大きくなり、移植には向かないので周囲に邪魔にならない場所を慎重に選んで植えましょう。
場所によっては近縁で、あまり大きくならないシデコブシを検討しましょう。

育て方カレンダー

時期1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
植え付け
剪定
開花
結実

育て方のポイント

自然に樹形が整う性質ですが、大きくなりすぎるのを防ぐには、花が咲いた後、新芽が出てくる前に剪定を行います。
植え付けて根付いた後は、雨水のみで育ちますが、適度に湿潤な環境が好きなので、夏場など乾燥している場合には涼しくなってからお水をあげてください。

コブシの基本データ

名称コブシ
学名Magnolia kobus
別名イモウエバナ、タウチザクラ
科名モクレン科
樹高2m~3m
剪定時期5月
開花時期3月~4月
結実期10月~11月

監修者:佐々木知幸

造園家・樹木医。千葉大学園芸学部卒。
森林生態学を専攻し、フィールドワークの知見を生かした庭づくりを手がける。
自然観察会を年間50回以上開催し、樹木をはじめ自然の楽しさを広める活動を続けている。


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