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エリカ

2019.12.20 / 2022.08.25 UPDATE by MIDOLAS CLIP編集部

エリカの特徴

かわいらしい鈴のような花を付ける乾燥に強い常緑低木

ヨーロッパや南アフリカが原産の常緑低木。種類は700以上あります。細かい枝が密についてほうき状やカーペット状に育ち、針葉樹のような細い葉が特徴です。
ヨーロッパ原産と南アフリカ原産で性質がやや異なります。
「ジャノメエリカ」や「スズランエリカ」「カナリーヒース」などが日本でメジャーですが、最も多く流通しているのは「ジャノメエリカ」で、鈴のような形の小さな花を房状に咲かせます。花の色は白やピンクがあり、中心の部分が黒く目に見えることからこの名がついたと言われています。

エリカの育て方

おすすめの栽培環境

日当たり・置き場所

やせた土地で育ち、乾燥にとても強い性質があります。ヨーロッパ原産の種であれば寒さにも強いですが、暑さや湿気に弱いので湿潤な場所には向きません。ただし、南アフリカ原産の種は寒さに弱いので、冬の置き場所に注意しましょう。

育て方カレンダー

時期1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
植え付け
剪定
開花

育て方のポイント

エリカの別名「ヒース」は「荒野」の意味でもあり、土壌が肥沃でなくても育つとても強い植物です。ヨーロッパ原産の種は寒さに強いですが、その分湿気に弱いので、湿潤な場所に植えるのは避けたほうがよいでしょう。南アフリカ原産の種は寒さに弱いので、冬の置き場所に注意しましょう。
また枝が込み合い蒸れないように、花が終わった頃剪定します。剪定は開花後、花がらをつみがてら、形を整える程度に行います。成長は遅いですが、品種によっては2mほどにまでなることもあります。
根は細く、根が張るのに時間がかかるので、移植はなるべくさけ、植え付ける時は、根が張りやすいようによく土壌を耕してあげて下さい。植え付けは開花中は行わないようにします。

エリカの基本データ

名称エリカ
学名Erica
別名ヒース
科名ツツジ科
樹高0.5m~2m
剪定時期6月〜8月
開花時期11月〜4月

監修者:佐々木知幸

造園家・樹木医。千葉大学園芸学部卒。
森林生態学を専攻し、フィールドワークの知見を生かした庭づくりを手がける。
自然観察会を年間50回以上開催し、樹木をはじめ自然の楽しさを広める活動を続けている。


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