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サザンカ(山茶花)

2019.11.27 / 2022.08.25 UPDATE by MIDOLAS CLIP編集部

サザンカ(山茶花)の特徴

古くから日本で親しまれている、冬を代表する花木

花の少ない冬に、鮮やかな花を咲かせる常緑樹です。白色、赤色やピンク色の花を咲かせる品種や八重咲きの品種など、沢山の種類があります。また、常緑なので生垣としても利用されます。
サザンカ(山茶花)とよく似ている樹木に椿(ツバキ)がありますが、サザンカ(山茶花)と椿(ツバキ)とを比べると、椿(ツバキ)には、より葉が細かく密に茂る、花弁が散り落ちるなどの特徴があります。
和風のお庭によく用いられますが、八重咲きの品種であれば洋風のお庭にも合います。

サザンカ(山茶花)の育て方

おすすめの栽培環境

日当たり・置き場所

日なたから半日陰で育ちますが、夏の西日が当たらない場所に植えましょう。耐陰性はありますが、明るい場所のほうが花は沢山咲きます。

育て方カレンダー

時期1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
植え付け
剪定
開花
結実

育て方のポイント

丈夫で成長が穏やかなので、扱いやすい庭木ですが、チャドクガなどの害虫が付く可能性があります。チャドクガはわずかな毛でもかぶれる厄介な害虫です。卵のうちに取り除くと被害が広がらずに済むので、4月と9月の産卵期に葉の裏をこまめにチェックして見つけ次第取り除きます。幼虫が発生した場合は、皮膚に毛が付着しないように注意しながら速やかに捕殺(枝ごと剪定バサミで切除し、洗剤の入った水に落として殺す)し、さらに薬剤散布をすれば確実です。
剪定は、花後に行います。自然樹形でまとまりますが、枝葉が茂ると風通しが悪くなり病害虫の原因となりますので、込み合っている枝や枯れ枝などを剪定します。伸びてきたら好みの高さまで切り戻しましょう。
刈り込みにも耐えますが、株全体の高さを短く切り戻す強剪定は、数年に1度にとどめます。尚、強い剪定をした年は花後であっても花付きが悪くなるので、花は諦め翌年以降に期待します。

サザンカ(山茶花)の基本データ

名称サザンカ(山茶花)
学名Camelia sasanqua
科名ツバキ科
樹高2m〜6m
剪定時期3月〜4月
開花時期10月〜3月(品種で多少異なる)
結実期9月〜10月

監修者:佐々木知幸

造園家・樹木医。千葉大学園芸学部卒。
森林生態学を専攻し、フィールドワークの知見を生かした庭づくりを手がける。
自然観察会を年間50回以上開催し、樹木をはじめ自然の楽しさを広める活動を続けている。


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