日陰の玄関やお庭を植物で素敵に!シンボルツリーとマテリアル編

「うちは日陰だから…」というお声をよく耳にします。日陰にネガティブなイメージを持っていませんか。日陰でも育つ木、日陰じゃないと育たない植物ってたくさんあるんです。そんな日陰が大好きな植物の中から厳選してシンボルツリーにおすすめの植物をご紹介します。日陰の玄関やお庭の盲点になりがちなポイントの植物以外の解決方法についてもお話します。
目次
シンボルツリーにおすすめ!日陰でもグリーンがきれいな樹木

葉の色や樹形を楽しむタイプの樹木です。常緑樹は一年中緑を絶やさず、寂しくなりません。落葉樹は冬に葉を落とし、下の草花に日が降り注ぐようになり、庭を明るくしてくれます。
常緑樹
■シマトネリコ
風に揺れる華奢な葉が美しい常緑高木です。日向から半日陰で育ちます。株立ちで植えると、より華奢な印象になります。生育が早く、大きくなるので、まめな剪定が必要です。
■ビバーナム・ティヌス
光沢のある濃いグリーンの葉がきれいな常緑低木です。大きくなっても2~3m程度なので管理がしやすい樹木です。
春には白い小さな花を、秋には光沢のある濃い青の実をつけるので、一年を通して楽しめます。
落葉樹
■ナツハゼ
ツツジ科の落葉低木です。半日陰を好みます。強い陽射しが苦手で、葉焼けすることもあります。ブルーベリーと同じツツジ科の樹木なので、葉や樹形もブルーベリーに似ています。秋に赤く紅葉する葉は、紅葉したブルーベリーを思わせる可愛らしさです。
■ヒメシャラ
ツバキ科ツバキ属の落葉高木です。華奢な印象の樹形と風にそよぐ柔らかい葉が印象的な落葉高木です。株立ちで植えるとより華奢な印象を強調出来ます。日当たりの良い半日陰が適しています。
シンボルツリーにおすすめ!日陰でも花を楽しめる樹木

日陰向きの樹木ですが、花を咲かせるにはある程度の日照が必要です。ここで紹介している樹木は、午前中は日が当たる明るい半日陰くらいを好む種類です。
常緑樹
■カラタネオガタマ
モクレン科の常緑高木です。寺院などに植えられていることの多い常緑高木です。半日陰程度で咲く花には、マグノリアの仲間特有の芳香があります。その香りはバナナのようだとも梨のようだとも言われています。
ついつい前で足を止めてしまうほどのうっとりするような甘い香りです。
■キンモクセイ
モクセイ科の常緑高木です。秋になると圧倒的な香りを放つことで有名な花木です。葉の密度が高く、目隠しにも向いています。
日当たりが良い方が花付きは良くなります。
落葉樹
■ハナミズキ
ミズキ科の落葉高木です。放っておくと10mくらいにまで生長するので、適宜剪定が必要です。春に咲く花には白とピンクがあり、秋には真赤な実が付きます。春の花、秋の果実、紅葉と四季を通して楽しめます。
■ナツツバキ(シャラ)
ツバキ科ナツツバキ属の落葉高木です。明るい半日陰に向いています。柔らかく明るいグリーンの葉と、光沢のある幹が特徴的です。枝が広がらない樹形なので、狭い場所にも向いています。夏には椿に似た白い花を咲かせます。
シンボルツリーにおすすめ!日陰でも果実を楽しめる樹木

果樹にはお日様が必要!なんて概念は覆しましょう。
半日陰でも結実する樹木をご紹介します。強い直射日光が当たるような場所よりも、半日陰くらいの場所を好む樹木です。
常緑樹
■ビワ
バラ科の常緑高木です。葉が大きく密度高く茂る樹木です。放っておくと背が高くなるので、適宜剪定が必要です。冬に香りの良い白い花を咲かせ、初夏に結実します。ビワの実を楽しみたければ、樹の上の方には日が当たるような場所がいいでしょう。
落葉樹
■ジューンベリー
バラ科の落葉樹です。セイヨウザイフリボクという和名もあります。比較的日当たりが悪くても結実します。乾燥が苦手なので半日陰くらいの場所を好みます。春には小さな白い桜のような花を咲かせ、初夏に結実します。
果実は赤というより黒に近いくらいまで熟した方が甘味が強くなります。ただ、収穫のタイミングをしっかり見計らわないと、ちょうどおいしくなった頃に鳥に食べられてしまうこともあります。
日陰の玄関のその他の解決方法

日陰の玄関やお庭の、植物以外での解決方法をご紹介します。
日当たりが悪いと水はけも悪く、コケが生えてきたり、冬には土壌が凍結なんていうトラブルも起こりがち。日陰のトラブルを解決しましょう。
コケが生えないようにする方法
玄関はお家の顔。アプローチ部分の舗装は透水性のあるものを選び、水が溜まらないようにしましょう。
花壇もレイズドベッドにしたり、地際から上げるように作ることで、排水層を確保して水はけを良くすることができます。また育てられる植物の幅も広がります。
凍り付かないようにする方法
最初に基礎を厚めに施工する、また、水を吸いやすい材料は避けて施工することで、土中の水分が凍ってしまうという事象を避けることが出来ます。
施工場所や土壌によっては、寒冷地用の材料を使うなどの工夫も必要になります。

ミドラスならそれぞれのお家、それぞれの日陰ときちんと向き合い、ベストなプランを考えることが出来ます。スタッフ全員が植物が大好きなミドラスですから、「日当たりの悪い玄関」を、「日陰を楽しむ玄関」に変身させてしまいます。
日陰の玄関やお庭に悩んでいるなら、ミドラスに相談してみませんか?
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